今回は内観を受けられた方の体験談をご紹介いたします♪
【40代 会社員 男性 アドバンスA】
今回は感謝リストで大きな気付きがありました。私は29歳の時にイギリスに留学したのですが、恩恵を与えてくれた人で母を挙げた時、色々なことが一気につながった気がしました。会社を辞めて行きましたので、戻ってきても仕事がないとか大学院なんて行く必要がないとか、否定的な忠告をしてくる人も多々いました。そんな中母は「やりたいことは全部やらないと後から後悔する。お金が足りなければ出してあげるから行ってきなさい」と背中を押してくれました。
この一言で気持ちが楽になり、イギリスで頑張るという決心がついたのを思い出しました。親というものは子供が30になっても40になってもサポートしてくれる尊い存在なのだと心の深いところで気づくことができ、感謝でいっぱいになりました。
留学の時のことを思い出したら、大学受験の時のことも思い出しました。私の家族は淡々としていて、大喜びをしたりすることはないのですが、合格した時に「これで〇〇は学歴で引け目を感じることはない」と言ってくれたのを思い出しました。
このことを思い出したら、あまり口には出しませんが、父親が学歴に引け目を感じていたことを思い出しました。私が子供の時は「早稲田の政経というすごくいい大学があるんだ」と言っていたものです。父は両親が借金の保証人になり貧しく、工業高校に進学しました。でも勉強したかったのでしょう。奨学金をもらい、さらに成績が良かったらしく大学の授業料一部免除を受け、さらに先に成人した兄(私のおじさん)の援助を受けて大学を卒業しました。
下手に成績が良かったので「自分だってお金があれば早稲田に行けたのに」と心の奥で思っていた父の感情がふと入ってきました。母親は商業高校卒ですが、当時女性の高卒は普通でしたので特に引け目もなかったのだと思います。
ただ学問は身を助けるという信念があったようで「国立大学に行けるといい、まだ2人とも(両親とも)若いから大学院に行きたければ行ってもいいんだ」と子供の頃に言っていたのを思い出しました。しかし両親とも私に勉強を押し付けるようなことはありませんでした。それでも塾のお金、参考書、予備校と何の躊躇もなくお金をつぎこんでくれました。受験勉強は私も一生懸命しました。でもお金の心配も全くする必要もない環境を与えてくれた父、勉強や部活に集中しなさいと家事を手伝えとかバイトしろとか一切言わずに全て一人で犠牲になってくれた母のおかげで私は勉強だけしていればよかったのだということに気付き、今さらながらですが本当に有難い、得難い人生だったのだと感謝の気持ちでいっぱいになりました。
結果的に国立も早稲田も不合格で、慶応の経済に進学したのですが、表面上は淡々としていた両親が本当に喜んでくれていたという気持ちが入ってきて、私もじんときてしまいました。
その後しばらくたってうつ病で家にこもるようになった時も、体調のいい時は英語の勉強をしていました。この時も、早く働けとか言わずにむしろ早く仕事を辞めて休めと言ってくれた両親に感謝の気持ちが湧いてきました。受験勉強を一生懸命できて、基礎ができていたから英語も出来るようになり、今につながっています。
あのとき集中して英語の勉強ができなければ今の仕事にはつけなかったと思います。再来週、2年に一回の通訳ボランティアをやるのですが、あの時の勉強がなければ通訳などとても引き受けることができない。さらにいつも楽しみにしている検定試験の面接委員のバイトがあるのですが、これもあの時勉強できなかったらできない仕事です。
受験も英語も自分で頑張ってきたことですが、両親のサポートがあってこそだと今さら気づきました。
どれもこれも今までも思い出していたことなのですが、今回全部が結びついて大きな感謝につながりました。
7年H.M.A.アカデミーに通っていますがまだまだ気付いていないこと、思い出していないことがたくさんあるのだと思いました。
私の理想希望に学びや学校に関するものが多いのも、両親の影響なのだと思いました。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
一人でも多くの方が希望・理想を叶えられますようお祈りしております☆彡
愛感謝。